「働く」ことを軸に障害者のノーマライゼーションを目指す
大阪府箕面市稲1丁目11番2号

ヒロシのつぶやき「意思を伝える装置「オペナビ」について」

 読者の皆さん、こんにちは。新型コロナウイルスの影響による緊急事態宣言が出され大阪府の状況も日に日に大きく報道される中、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?

 私も、出来る限り不要不急の外出は避けるようにしていますし、手洗いやうがいの徹底を全ヘルパーさんにお願いしたりして、私のやれるところで予防しています。

 社会のみんなでコロナウイルスの感染拡大を防ぎましょう。

 さて、前説が長くなりましたが、今回は私の仕事道具でもあり言葉を紡ぎ出す道具でもある、重度障害者のための意思伝達装置の一つ『オペレートナビTT(テクノツール社)(以後オペナビと表記)』の紹介をします。    オペナビとは、上肢障害などによりマウスやキーボードのパソコン操作が困難な人でもパソコンを操作できる意思伝達専用のソフトのことです。

 私がオペナビを知ったのは、養護学校の同級生から「使い勝手の良い意思伝達装置があるので一度考えてみたら?」と教えてもらったからです。

 私はすぐに買う気満々となり、福祉機器の会社の人に「新型の意思伝達装置(オペナビ)を持って来てほしい。」と連絡を取りました。それと同時に、福祉課に意思伝達装置の給付申請をしたところ一ヶ月ほどで認められ、早々にオペナビが手に入りました。

 使い方は、画面上にスクリーンキーボードを起動させるとスキャンカーソルが勝手に移動していきますので、選択したいキーにきた時、前回紹介したビックスイッチを押して入力作業を行うというもので、何やらコンピューターゲームの様です。

 オペナビの機能の中で一番便利なところは、一度打ち込んだ言葉や短文などを記憶し頭の一文字を打ち込んだだけで、それまでに打ち込んだ言葉や短文などが画面の下の方に表示されることです。それを何度も繰り返し選んで一つの短文や文章を仕上げます。

 この機能により入力作業が大幅に短縮されます。

 ここで一句

パソコンの 一括変換 万愚節

            浩志

 さて今回の「ヒロシのつぶやき」は、いかがだったでしょうか? 次回も、オペナビの使い心地についてご紹介します。

 また、皆さんのご感想等をお聞かせいただければ幸いです。

 では、また。

 担当、髙田浩志