読者の皆さん、こんにちは。車椅子のヒロシです。
本年も『ヒロシのつぶやき』を通じて、重度な障害当事者の生活の一コマを発信していきます。
よろしくお願いいたします。
さて今回は、自宅療養から職場復帰のことについて書きます。
2021年秋に退院をしてしばらくは自宅で療養をしていました。
その間に訪問医の変更がありました。
また、日光浴とストレス発散をかね外へ出かけるようにしました。
といっても自宅前(笑)で母と話をして過ごしました。
他にはコロナの濃厚接触者になったりしましたが、自宅療養中だったこともあり、やり過ごせました。
その後、同僚が自宅での介助内容の確認に来られ、ヘルパーさんに退院後に変更となった介助
(とろみ食の作り方、ストマ用具の使い方や便もれ時の対処など)を確認されました。
私の方は気になっていた嚥下状態を判断してもらうため診察の調整をしたり、
感染症対策をして母の車で散歩に行ったりして、体力の回復につとめました。
そうこうしてやる気度100パーセントで、数え切れない多くの人の有形無形の力を借りて職場復帰できました。
ありがとうございました。
あれから、3度目の正月を無事に迎えることができました。
母も後期高齢者ということで一昨年に車の運転を卒業し、実家との行き来が難しい状態になりました。
また、今まで母が担っていた支援の決め事があるのですが、
支援者によって支援内容に微妙に違いが見られることもありました。
今後は私が思いを伝え、ヘルパーの皆さんと一緒に確認していければと思っています。
ここで一句
一年の 決意をかため 年新た 浩志
この句は、新たなる決意で年を迎えた!と言うストレートな句です。
さて今回のヒロシのつぶやきはいかがだったでしょうか。
また、このブログに関するご意見ご要望等がございましたら、当法人のお問い合わせフォームよりいただければ幸いです。
このブログを、最後までお読みいただきありがとうございました。
では次回もお楽しみに。
担当、髙田浩志
~~あとがき~~
2022年2月にはじまった「私、大腸がんになっちゃいました!」も一旦の最終回となりました。
困難に直面しながらも、持ち前のガッツと時に皮肉もまじえ
何事も乗り越えてこられた姿は改めてすごいなあと感じます。
また、昨年は永年勤続表彰の栄えある席にも同行させていただき
「定年のその日まで働きたい」という髙田さんの思いにこたえるべく
同僚として何ができるか日々考えながら一緒に仕事をしていきたいと思います。
最後に職場の合理的配慮として実践している一例をご参考までに紹介します。
・勤務時間の短縮
・パソコン作業中のヘッドフォン利用
・食事のミキサーがけ
・ストマの確認
・マスク交換や洗濯など
・休憩時間の工夫や床で休む時間の確保
・支援職員が休みの時のローテーション
・通院休暇(月2回)の活用
毎朝の打合せの一場面(体調確認他)