「働く」ことを軸に障害者のノーマライゼーションを目指す
大阪府箕面市稲1丁目11番2号

ヒロシのつぶやき「私、大腸がんになっちゃいました!① (検査編)」

読者の皆さん、こんにちは。
車椅子のヒロシです。
本年も、重度な脳性まひ者の生活の一コマをどんどん発信していきますので、
よろしくお願いいたします。

 

さて今回からヒロシのつぶやきは、
『私、大腸がんになっちゃいました!』と題して、
チョッピリ明るい大腸がん闘病記と、その後の抗がん剤治療の様子を数回のシリーズで書かせていただきます。

 

そもそも、『大腸がん』になっていることを知るきっかけは、去年の春に職場の健康診断で、
「何年か前から貧血気味なので、一度精密検査を受けて下さい」と指導を受けたからでした。

でも、私も母も軽い貧血ぐらいと考えしばらく様子を見ていましたが、
一日おきに摘便をしてもらっている訪問看護師(以後訪看さんと表記)に相談をしましたら、
「貧血の症状が何年も続いているのなら、かかりつけの消化器内科に相談したらどうでしょうか?
おそらく何もなく大丈夫ですよ!」
と言われました。

そこで、しぶしぶ受診し、血液と胃カメラと便の検査をすることになりました。

それから、検査の当日までは通常の生活ペースで過ごしました。

精密検査の当日、私は母と共に処置室に通され、しばらく緊張して待っていると手術をするような
服装の医師が来て(たぶんコロナ対策もあり)私を処置ベッドに寝かせました。

そして、
「お母さん、これから大腸と胃の内視鏡検査をします。
アテトーゼ運動(*)が出るといけないので、息子さんに軽い麻酔をかけます」
と言われるのと同時進行で麻酔薬のマスクが嵌められ、数分後にはぐっすりと眠ってしまいました。

その間に検査は終わっていました。

それから、1時間ぐらい経って目覚めると私を心配そうに見つめる母とヘルパーさん。
しばらくして、医師が処置室に入って来られパソコンを私たちに見せながら
検査結果を3人(私と母とヘルパーさん)に話されました。

「腸の中のS字結腸が何らかの悪さをしていて、血液反応が高く出ていますので、
それで貧血気味になっていると思います。
大きな病院に紹介状を書きますので、できるだけ早く行ってください!」
と言われました。

その翌朝、ちょうど摘便をしてもらう日だったので、訪看さんに検査結果を伝えて相談したところ
「S字結腸ですよねぇ。まぁ、とりあえず大きな病院だったら、たぶん大丈夫ですよ」
と私を不安にさせないようにと気を使ってくれている様子でした。

 

さて今回のヒロシのつぶやき『私、大腸がんになっちゃいました!』はいかがだったでしょうか。

またこのブログに対して、ご意見ご要望等がありましたら、当法人までお聞かせいただければ幸いです。
では、次回続編もお楽しみに。

*アテトーゼ運動とは、四肢の不随意運動のこと

このブログを最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。