「働く」ことを軸に障害者のノーマライゼーションを目指す
大阪府箕面市稲1丁目11番2号

【開催報告】令和7年度 第1回働くことを考えるゼミナールを開催しました。

今年度も、豊能北障害者就業・生活支援センターの取り組みだけでなく、障害者就労やその支援機関をより身近に感じていただくことを目的としたセミナーを開催しました。

第1回は、9月26日(金)に豊能町立西公民館にて実施し、当事者やご家族のほか、放課後等デイサービスや就労移行支援事業所など支援機関の方々、約15名にご参加いただきました。

 

内容のご紹介

まずは、当センター「豊能北障害者就業・生活支援センター」の役割や相談事例についてご紹介しました。

就職活動中の方や現在働いている方など、どのタイミングでもご相談いただけること、そして長期的に寄り添いながら一緒に解決策を考えていける支援機関であることをお伝えしました。

続いて、日頃よりお世話になっているハローワーク池田・専門援助部門の方より、最近の障害者雇用の状況や求人の種類、企業が求める人材像などについてご講話いただきました。

メインプログラムでは、通所によって働く準備を進める「就労移行支援」の紹介と、通所先を卒業して就職された働く先輩の体験談をお届けしました。

箕面市障害者雇用支援センターからは、日々の取り組みやトレーニングの様子、就職がゴールではなく「心身ともに元気に働き続けること」を見据えた支援についてご説明いただきました。

働く先輩からは、現在の清掃業務の内容や使っているアイテムなどについてお話しいただき、「60歳まで働きたい」という目標も共有してくださり、私たち職員も改めて目標を持って働くことの大切さを感じる機会となりました。

 

さらに、箕面市障害者雇用支援センターより「就労定着支援」の仕組みについて、支援事例を交えながらご紹介いただきました。

就職後も定期的に面談ができるサービスのメリットについて、参加者の皆さまと共有することができました。

最後に、当センターより今年度10月からスタートした新しい福祉サービス「就労選択支援」について、必要な取り組みやサービスについて、自ら選択できるよう面談や作業を通じて整理を支援するサービスと説明をさせていただきました。

まだ始まったばかりのサービスですが、今後の活用が期待されています。私たちも皆さんにしっかり情報発信できるよう努めてまいります。

 

 

参加者の声

セミナー終了後には、「勉強になりました」「福祉サービスはたくさんあるのに、うまく活用できていない家庭が多く、どう促していくか考えさせられました」といったご感想をいただきました。

企画・運営する私たちにとっても、大変有意義な時間となりました。

今後も新しい情報は収集し、皆さまへお届けできればと考えています。

ご参加いただいた皆さま、講演にご協力いただいた皆さま、誠にありがとうございました。