「働く」ことを軸に障害者のノーマライゼーションを目指す
大阪府箕面市稲1丁目11番2号

ヒロシのつぶやき「私、大腸がんになっちゃいました!④ (入院生活編)」

読者の皆さん、こんにちは。車椅子のヒロシです。

さて街には、寒中のイルミネーションが煌びやかに瞬いている中、
私たちの出来る範囲で街の雰囲気を楽しみながら、感染予防をしていきましょう。

 

さて今回は、私の大腸がんによる入院生活に関することで、
病院のスタッフの皆さんによる思わず「グッと来た!」出来事をご紹介します。

 

入院をした当初、私は検査入院としか医師に聞いていなかったので、
約一か月半も入院をする大事になるとは思ってもいませんでした。
それよりも、病院のスタッフの皆さんと※入院時コミュニケーション支援
入ってくれるヘルパーの皆さんを通じて、少しずつ会話が出来るようになれたら良いくらいの軽い気持ちで入院しました。

 

私が入院中に感心したことは、病院のスタッフの皆さんが、
私のことを一人の大人として普通に接してくれたことでした。
それは、私の障害特性として、一つ目『見た目、常に口からよだれを出していること』、
二つ目『相手からの質問にタイミング良く返事ができないこと』、
三つ目『不意にアテトーゼ運動が出て手足が動いてしまうこと』があり、
初対面の方は私のことを重度な障害があるので子供扱いをされたり、
私を差し置いて母やヘルパーさんとの話ししか聞いてもらえなかったことが、これまで何回もありました。

でも今回の入院は、相談支援事業所の相談員の方が手術の担当医を含む病院のスタッフの皆さんに
『私とコミュニケーションはとれることや、障害特性について』説明をされたり、
また、看護師さんが私とヘルパーさんとのやり取りを参考にして、
私の名前を(私の両親は北陸出身なので、名字の呼び方は、『たかた』と呼ぶそうです)
『髙田さん』と呼ばれたりして、ヘルパーさんを通じて会話が少しずつ出来るようになりました。

 

ここで一句

病める身の 快方兆し 春の風 浩志

この句は、昔体調不良のときに、母が私に気分転換をさせるために実家の周辺を歩いているときに、
春の風が吹いたときの句です。この句の季語は『春の風』です。

 

 

さて今回の『ヒロシのつぶやき』はいかがだったでしょうか。

また、このブログページに対しまして、ご意見ご要望等がございましたら、
当法人のお問い合わせフォームよりいただければ幸いです。
このブログページを、最後までお読みいただきありがとうございました。

担当、髙田  浩志

 

 

※意思疎通が困難等の在宅の重度障がい児•者が入院した場合に、医療従事者との意思疎通の円滑化を図り、
適切な治療が受けられるようコミュニケーション支援を行政が実施するもの。