情報提供の方法いろいろ
プロフィール 知的障害及び視覚障害及び聴覚障害
説     明 @知的障害のある方へは、文書等に漢字やカタカナが混じっていると、情報を伝えられない場合があります。
A視覚障害のある方へは、印字した墨字の印刷物では、情報を伝えることが全くできません。
B聴覚障害のある方へは、音声情報の内容の伝達について、視覚化する配慮が必要です。
支援内容 @知的障害のある方へお渡しする文書については、ルビを漢字やカタカナに必ずつけた文章として配布をした上で、必要に応じて文言の意味を平易に説明しています。
ワードソフトやエクセルソフトにはルビ打ち機能がついていますので、この機能を使って簡単にルビ付き文書が出来上がります。また、重文や複文をなるべく避け、シンプルな文章を心がけています。

A視覚障害のある方に、例えば会議資料を提示する場合は、事前にパソコンでテキストファイルにデーター化した資料を送付しておき、ご自身で事前に文章読上げソフトを利用して確認していただけるようにしたり、必要に応じて当日は点字資料を作成したりしています。また、ホームページに掲載するファイル形式は、可能な限りテキストデーターにしています。ただし、視覚障害のある方全てがパソコンや点字を使われるわけではないので、まずは、どのような形での情報の提供方法が良いのか個別に確認することを優先しています。
資料のテキストファイル化はパソコンで簡単にできますが、文章が長文であったりグラフや表がある場合、自前では完璧なものにできないため専門業者に委託しています。
点字資料の作成については、点訳業者にその都度依頼をしています。

B聴覚障害のある方へは、会話をする場合には筆談や手話、指文字を使って伝達をしています。また、講演会等では、手話や要約筆記の方に通訳を依頼しています。筆談には、メモ帳やミニ黒板などの身近にあるものを活用しています。

  
考察  ここに掲載したのは、当事業団が設立当初から実践として積み上げてきた配慮です。
 今ある課題としては、パソコンでのテキストファイル化を業者に委託した場合、費用が発生しますが、その費用が膨らむとテキストファイル化できる分量に制限が出てしまうことです。
 今後、このような「合理的配慮※」が、大きな負担がなく可能になっていくことを期待しています。
 これからも、様々な状況に応じた情報提供の方法を、引続き考えていきたいと思っています。

※合理的配慮:平成28年(2016年)4月1日施行の障害者差別解消法の中で、障害を理由とする差別を解消するための措置のひとつとして、障害者から、現に社会的障壁の除去を必要としている旨の意思の表明があった場合において、その実施に伴う負担が過重でないときは、障害者の権利利益を侵害することとならないよう、当該障害者の性別、年齢及び障害の状態に応じて、社会的障壁の除去の実施について必要かつ合理的な配慮をすることが求められていて、これを「合理的配慮」と呼んでいます。