特別な道具はなくても
プロフィール 知的障害
説     明  公園花壇や街路樹、プランターの植栽管理や観葉植物リース、公共施設の植栽管理を行なう緑化推進部門で働く職員たち7名(うち身体重複5名)、うち半数以上は勤続年数20年以上になります。その日々の業務で使う道具についてです。
支援内容
◆それぞれに合った道具を選ぶ。
 緑化作業で一番多く行なうのが除草作業です。カマを使って行なうのが一般的だと思いますが、緑化推進部門では写真右のように、いろいろな種類の道具を用意しています。すべて量販店で手頃な価格で購入できるものですが、用途に合わせての使用はもちろん、個々人の障害特性に合った使いやすいものを選んで、作業をしています。

 それぞれ自分に合った道具を選べることで、皆が作業に参加でき、協力して作業ができています。

《除草道具の一例》


◆便利グッズの活用。
 障害者が働く職場では、道具を工夫してできる作業を増やす支援を行なっています。もちろん障害者事業団でも日々行なっていますが、それとあわせて、市販の便利グッズで活用できるものも、適時取り入れています。

    《観葉植物の手入れに使う霧吹き》
 水を吸い上げるチューブの部分が、先に付いているおもりで、常にチューブが底にいくようになっています。 これでどんな角度で作業しても、しっかりと行なえます。

            《隙間の雑草カッター》
 今までは一本一本手で抜いたり、小さいカマを用いたりして抜いていて、障害者職員が特に苦手としていました。これを使うことで、隙間をなぞるように滑らせ、後はホウキで掃き取るだけでよく、障害者職員も行なえるようになりました。

考察  特別な道具を用意するのではなく、市販の商品でその人その人に合うものを用意する、そのことで作業に参加ができます。
 合理的配慮の視点で考え出した道具の活用は、障害のある職員に限らず全ての職員にとっても作業がしやすくなるものになります。