ひとり現場に近い環境での作業進捗管理A
プロフィール 知的障害 40代 女性
説     明  事務所フロアーの清掃作業をしています。作業範囲は、トイレや階段を含む1フロアー全てを行います。これまでの作業スケジュールでは、場所を曜日ごとに振り分けて実施していました。例えば、トイレは月曜日で事務室は火曜日、階段は水曜日という具合でした。しかし、事務室以外は誰かが常にいる場所ではなく、ひとり現場に近い環境になるので、作業進捗管理に課題がありました。この進捗管理については、事例で紹介したとおり、作業チェック表を工夫することで解決しました。もうひとつの課題は、作業手順をいつも同じようにするのが苦手で、自分がその時に思いついた方法や順番で勝手におこなってしまったり、集中力が途切れることで、手順がわからなくなり、作業を飛ばしてしまったりすることでした。 
支援内容 <毎日、全ての場所を繰り返し作業するように変更>
@作業手順をいつも同じようにするのが苦手な上に、各清掃場所は週に1回しか作業をしないため、手順の習得が難しい状況になっていました。
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○毎日、同じ作業を繰り返すことで、各清掃場所の作業手順をしっかりと身につけてもらうようにしました。
○作業手順を飛ばしてしまうことが減り、やり残しが少なくなりました。
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○仕上がり状態の確認を受ける時にやり残しを指摘されることが減り、作業の達成感を持てるようになりました。

A各清掃場所が、1週間に1回の掃除になるため汚れが多くあり、1回の掃除に時間が長くかかっていました。また、時間がかかることで集中力が途切れ、作業レベルが落ちてしまうために注意されることが増え、達成感を得らないという悪循環になっていました。
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○毎日全部の場所を繰り返し清掃することで、手順を忘れることが減りました。
○汚れが少ないので時間がかからなくなり、作業中に集中力が途切れることが減りました。
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○1箇所での作業時間が短縮され、作業へのモチベーションがアップしました。

<モチベーションを上げる>
@一生懸命に仕事をしていても、周りにいる職員が無関心でいると、仕事のやりがいは半減してしまうこともあります。
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○作業が済んだら、1箇所ごとに自分で表にチェック印をつけていき、作業終了後には作業済みのチェックがたくさんついた表が出来上がります。この表を上司に提出してOKをもらったら1日の仕事が終了します。
○ゴミ集めの時に、「ありがとう」と言葉をかけたり、「いつも綺麗に掃除をしてくれてありがとう」と伝えたりして、役割意識を持ってもらえるようにしています。"