初めての実習【主に時間の自己管理について】
プロフィール 知的障害 10代 男性
説     明
  • 普通高校の共生推進教室に通う1年生で、初めての職場体験実習に来られた方です。
  • 口頭でのコミュニケーション力のある方です。
  • 連続した5日間で、10時半から15時までの喫茶店での実習でした。
  • 目標は「勤労することの喜びと厳しさの両方を体感する」と「接客態度を身につける」のふたつでした。
  • 支援にあたっては、働くことの楽しさを知ってもらうことで、就労へ向けた意欲を持ってもらいたいとの思いで取り組みました。
  • 実習を通じて、接客時に笑顔で「いらっしゃいませ」と言えたり、商品サービスができるようになったりしたことで、自信を持ってもらうことができました。
  • 課題としては、「時間の自己管理」と「立ち仕事への慣れ」のふたつがありました。
支援内容 @時間の自己管理について
▽実習の初日、家から自転車で職場に来られましたが、約束の時間より1時間以上早くに到着。
⇒遅れず来ることは大切だが、早すぎても逆に良くないことを伝えた。
⇒仕事開始の10分前に職場に到着するように口頭で伝えた。

▽しかし、翌日は逆に仕事の開始時間に遅刻して到着。
⇒再度、仕事開始の10分前には職場に到着するよう伝えた。

▽昼食時の休憩から戻ってくる時もギリギリの時間になっていた。

▽3・4日目の朝もギリギリの時間に到着
⇒仕事開始ちょうどに来るのではなく、身支度などの時間をとるために10分前には来ることを、口頭で伝える。伝え方は、声かけ程度ではなく、時間をとって理解を確認しながらあらたまった雰囲気の中でおこなった。

▽実習最終日の5日目は、ちょうど良い時間に来ることができ、休憩からもギリギリにならずに戻ってくることができた。
考察 ☆何時に家を出る必要があるのか、具体的な指示が必要でした。
☆学校や家庭などの保護的環境と違って、職場では自分で時間を確認して行動することが必要になります。今回の実習では、自分で時間配分を考えて行動する必要性を知ってもらうきっかけとなりました。

A立ち仕事については慣れるしかないのですが、手まち時間に座ってできる仕事(ナフキン折りや洗濯物たたみ、ハンコ押し等)を用意しておくのもひとつの方法です。