休みがちな方への簡単なサポート
プロフィール 知的障害(自閉的傾向) 30代 男性
説     明  自閉的傾向が強く環境の変化に慣れるまでかなりの時間を要するのは幼い頃からです。彼は事業団で10年近く働いていますが、これまでは毎日仕事に来ることが本人のパターンになっており、毎日休まずに出勤していました。
 しかし、数年前、交通事故に遭い、入院することになり、それにより数ヶ月間、職場を休まなくてはならない状況になりました。
 数ヵ月後、ケガも治り、退院し、職場に復帰しましたが、以前よりもこだわりが強くなってしまいました。また、これまで自転車で職場まで出勤していましたが、ケガのため自転車に乗れなくなり、母親に車で送ってもらうこととになりました。
そのあたりから、彼が母親に対しての依存度が高くなり、あまえのようなものが出てきたと母親は言っておられます。そして、欠勤することが目立ち始めました。
支援内容  働く意思はあり、出勤すれば一生懸命に仕事をします。仕事を休んでしまった日はそのことに苛立ちがあるようで、家にいても機嫌が悪くなっているようです。
 現在、本人とご家族と調整しながら、出勤できるように環境を整備しています。
 具体的には、休んだ次の日に同僚から本人宛に手紙を渡しています。

このような簡単な手紙です。 このような簡単な手紙です。

(心掛けたポイント)
@本人が分かりやすい普段の言葉
A会話ではなく目で見て確認できるもの
B内容よりもきっかけづくり


【効果】
手紙の効果は思っていたよりあり、出すことにより出勤する日は増えています。
【課題】
しかし、休んだ時に毎回、手紙を渡せるわけではないく、また、それが当たり前になってしまい、本人への効果が薄れていく可能性もあり、これを続けていくかはこれからの課題だと思っています。
考察  以前(事故前)は今と全く逆で、仕事を休まず終業後も同僚と遅くまで話し込むこともあり、自宅よりも職場に強く執着していました。これまでの経過をみていると、こだわりが今どこにあるのかによって本人の行動パターンに影響しているようです。
 今後も以前のように働いてもらえるようなサポートを続けていき、継続して彼へのサポートは発信していきたいと思います。