知的障害者の総務課勤務での工夫A
プロフィール 知的障害 40代 女性
説     明 ・喫茶店から総務課へ異動してから、平成22年4月で丸4年を迎えることとなりました。仕事にも慣れ、単独での作業や作業終了時におけるチェックの依頼もスムーズにできるようになったAさん。しかし、慣れてきたからこその課題も・・・。ここでは、その課題に対して試行錯誤しながら行っている支援事例について、紹介させていただ きます。
支援内容 <事務所内の清掃作業について>
☆作業マニュアルに頼らず、常に横に居なくても作業ができるようになったAさんですが、廊下やトイレ等、職員 の目につかない場所での清掃におけるやり残しが目立つようになってきました。

〜対応策〜
☆清掃の手順書を作成し、ひとつの作業が終わるたびに鉛筆で線を引いて消してもらい、確認しながら作業を進めてもらえるようにしました。もちろん、支援者には、この用紙を持ちチェックの依頼を行ないます。

☆掃除用具を収納している部屋で時間をつぶしていることもあり、本人と話し合ったり、反省文を書いてもらうなど意識の向上を図れるよう、模索しています。

<掃除用具あれこれ・・・>
☆掃除用具には、使用できる場所によって色を変えて区別できるようにしていますが、区別していてもトイレで使用するモップを廊下で使用したりすることがありました。

☆使用場所をしっかり区別してもらうために、掃除用具入れの壁に張り紙をしました。

<小口現金の残高確認にて使用するもの・・・>
☆事務所に保管している小口現金の定期的な残高確認も、Aさんの大切なお仕事のひとつです。
紙幣や硬貨の枚数を確認し、残高の確認を行ないますが、市販のコインカウンター等ではなかなかうまくあわせることができません・・・そこで・・・。

☆仕事に慣れてくると、次に何をするのかを理解していても、気になること(プライベートにおける心配事や、家族やグループホーム等における人間関係)等があったりすると、手を抜いたり仕事に集中できなくなってしまうようです・・・。Aさんの仕事前に、気になること等があれば話してもらえるよう声掛けをするなど、精神的な部分でもアプローチするよう心がけています。

☆仕事に対する意識を高めてもらいつつ、集中できる環境をいかに整えるかがポイントだと思います。