精神障害のある方の不安を取り除き、少しずつ時間を延ばして働ける様になるために
プロフィール 精神障害 40代 女性
説     明 初めて働く体験をする精神障害のあるAさんには大きな緊張がありました。不安や緊張から混乱を起こしてしまうこともあります。喫茶るうぷでは、その方に合わせた支援をすることとし、柔軟な対応を取りました。
支援内容

不安や緊張を緩和させる支援

  1. Aさんはとても緊張して来られました。不安や緊張を緩和するため、笑顔で挨拶をするなど、暖かい雰囲気でAさんを迎え入れました。
  2. しかし、Aさんの緊張はなかなか取れず、仕事の途中で気分が悪くなってしまい、この日はそのまま帰宅されました。
  3. そこで、Aさんが通っている施設のスタッフや家族の方からAさんの興味・関心のあることや、不安を感じないためのヒントになることについて聞いてみました。
  4. その結果、Aさんには9時から16時という時間の勤務がまだ無理なのではないかということ、また、会話のキッカケに出来る様なAさんの好きなことがわかりました。
  5. そこで、勤務時間を11時から14時と短くし、仕事中にはAさんが興味を持てる話題でコミュニケーションを豊富にとる様にしました。
  6. すると、Aさんは実習を続けることが出来、徐々に笑顔が増えてきました。
  7. 段々と職場の雰囲気や仕事に慣れてきた頃、Aさんから勤務時間を長くしたいとの申し出がありました。
  8. しかし、いきなり長い時間に戻すと、またしんどくなってしまう可能性があるので、本人と相談した上で、少しずつ勤務時間を長くしていくことにしました。
  9. 結果、Aさんは段々と時間を延ばしていくことが出来、最終的には9時から16時の時間で働ける様になりました。
  10. 考察として、@「精神障害のある人で、緊張の強い方の場合、はじめは短時間就労が向いている場合があること」、A「決して短時間でないと働けない訳ではなく、本人が職場に少しずつ慣れていくことで時間数を延ばし、ステップアップしていけること」がわかりました。