繰り返しの重要性
プロフィール ・知的障害30代 女性  ・知的障害30代 男性  ・知的障害40代 男性
説     明 事業団において緑化業務に従事している障害のある職員が、これまで取り組んだことのない作業を行うためのサポートを行いました。「この人にはこれは難しいだろう」とか「かなりのサポートが必要なのでは」と、支援者側の勝手な思い込みにより、挑戦していなかったこともあるのではないのかと検討し、普段、普通に行っている皆の作業を振り返ってみました。勿論、これまでの役割分担で作業に支障はでませんが、もっと参加できる範囲があるのではないかと考えたからです。
支援内容 ◆Aさんは言葉を発することができません。よって他者に内容を伝えることができません。しかし、メモを作り、本人に持って行ってもらい店頭でメモを渡し、出来上がりの写真をもらうことができました。
行ったサポート
@メモに内容を書きカメラ屋に持って行ってもらう
Aフィルムがいっぱいになると、同じようにAさんに持って行ってもらった
Bそれを繰り返した

◆Bさんはこれまで現場に着いても、使用する道具を自分で選択することが難しかった。しかし、作業の開始前に除草の時はどの道具を使うのか?植付の時はどの道具を使うのか?という投げかけを繰り返した。1年後には、現場に着くと本人一人で声をかけなくても出すようになった。
行ったサポート

@現場で作業内容にあった道具を伝える
A毎日、それを繰り返した

◆手の握力が弱いCさんは危険面が多いため、除草時にカマを使用することはなかった。通常のカマだとやはり柄の部分が長いため使いにくいようだった。違う用件で金物屋に行った職員が、かなり小型のカマが売っていたので、このサイズならCさんも使えるのではとカマを購入し、翌日からさっそく作業時に使ってもらった。はじめは、土を跳ね上げてしまったり上手くいこともあったが、それでも繰り返し使い方のサポートを行った。結果、いまではCさんの一番使い易い除草道具になっている。
行ったサポート

@使い方(土に入れる角度など)を説明しながら使ってもらった。
A毎日、それを繰り返した

3名に行ったサポートはいずれも難しいサポートではありません。しかし、やらなければ、ずっとできなかった、習熟するスピードは個々に違いはあります、いまはできないが1年後にできることもあるのです。それには繰り返しのサポートが必要だと思います。