チャレンジする意欲を引き出すために
プロフィール 精神障害 30代 男性
説     明 「障害者市民何でも相談」利用者であり、仕事をしたいがアルバイトをしても長続きしない…という相談内容でした。雇用支援センターの利用も視野に入れたアドバイスを行いましたが、障害ゆえに長時間の勤務(支援センターの体験時でもリタイアしてしまいました・・・)が困難である当事者に対し、少しずつ自信を付けてもらうため、比較的、実習時間の融通が利く、本事業団の現場=みのおライフプラザにある喫茶店舗及び緑化部門(施設の植栽管理等の業務)での実習を通じて、意欲と自信を高めてもらえるように配慮した事例です。
支援内容

@喫茶るうぷでの実習(初めての実習受入れ)
まずは、1日4時間(10:00〜14:00の実習、休憩は12:00からの45分間)の実習を4日間行うことで様子を見ました。

初日の休憩時間後・・・昼前から混みだす店舗において、「カウンターに座るお客さんの目が気になる…」と実習の続行が不可能になってしまいました。

本人と話し合い、実習時間を変更(9:00〜12:00)することで、残りの期間をやりきることが出来ました。

Aライフプラザ緑化部門での実習(2度目)
実習時間は、喫茶の時と同じく 9:00〜12:00の3時間としましたが、暑い時期(7月)での屋外での作業ということもあり、体力の消耗が激しく、当初3日間の予定でしたが、初日のみの参加で終了してしまいました。

B喫茶るうぷでの実習(3度目:期間は3週間)
今回の実習については、実習時間の延長に挑戦することとなり、実習実施前に本人と面談を行い、前回実習での課題(身だしなみ)と実習時間の延長度合いについて話し合いました。

実習時間=9:00〜14:00、休憩は繁忙時間での実習を避けて12:00〜13:00の1時間に決まり、課題であった身だしなみについても、実習前日に散髪に行ってくるなど仕事に対する意欲も向上してきたように感じました。
現場スタッフには、スタッフ同士の雑談等でも、実習生をうまく会話に入れるよう伝え、本人が疎外感を感じないように心かげて欲しい旨、申し合わせを行いました。
本人には、気になることがあればすぐに相談して欲しいこと、作業等がつらくなったらすぐに伝え無理をしないことなどを伝え、リラックスした環境での実習を心がけるよう配慮しました。
結果、これまでになく安定した状態で実習を進めることが出来ました。

C喫茶るうぷでの実習(4度目:期間は2週間)
今回の実習では、休憩を取ってもらっていた時間帯をずらし、敢えて繁忙時間(12:00〜13:00)での実習にチャレンジしてもらうこととなりました。この頃になると、現場の雰囲気にも慣れ、人が混みあう時間帯でもお客さんの目を気にすることなく実習を遂行ができるようになって来ました。
かなり自信も付いて来ていることがわかりましたが、そのなかでも本人と何度か話し合う機会を設けることで、実習時間の変更による影響もなく、実習終盤には「支援センターを利用し就職したい」と本人から申し出てくるほどになりました。