作業環境の整理
プロフィール 知的障害 20代 女性
説     明 障害(選択性寡黙)のため、母親としか会話をすることが出来ない実習生の事例です。
母親としか会話をすることが出来ない実習生。店舗での接客はもちろん、店舗職員とのコミュニケーションについて、主に工夫をしてみました。
支援内容 @店舗職員から、備品関係の置き場所について、説明を受けた実習生。「●●を持ってきてください」と指示を受けましたが、店舗内の備品置き場としている棚や引き出しをすべて開け閉めしながら探していました。
備品のありかが、もうひとつ理解が困難であったことと「どこにありますか?」と聞くことが出来ない実習生の状況を考え、どこに何があるのかを視覚に訴えるため引き出しの中になにが入っているのかをテプラで表示することとしました。
これで、職員に聞かなくても良くなりましたし、備品の置き場所も明確になりました。

A障害のある人でも使用がしやすい「コーヒーマシン」ですが、これにも作業手順を明示しました。
そうすることで、自立した作業が可能となりますし今回の実習生の場合は、使用方法を改めて職員に尋ねなくても良くなります。
もちろん、慣れるまでは職員が横に付き使用方法について、見本を示しながら伝えていきます。

作業環境の整理
プロフィール 知的障害 30代 男性
説     明 知的障害の方のリサイクル部門における実習事例です
ベルトコンベア上を流れてくる瓶や缶に混入するゴミ(異物)を除去する作業を体験。実習生(Aさん)にとっては、除去した異物をどこに捨てる・分別するといった作業理解が困難なようでした。
支援内容 @特に瓶についたキャップをはずした後、その材質ごとに分別するのが難しいようでした。そんな場合は一旦それらを手元に置いておくように話し、コンベア停止後に一つずつ確認しながら分別します。
流れ作業の性質上、現物を見ながら事後確認をしました。



Aアルミのキャップは概ね理解を得ましたが、まだプラスチックとスチールのキャップの区別が困難なようでした。そこで、Aさんが除去した二種類のキャップをその後の工程で通す磁力選別機にかけて「機械に吸い取られたのがスチール、吸い取られなかったのがプラスチック」であると伝えました。
実際に吸い上げられる様を目で見て確認することが有効かと思います。


B磁力選別機に吸い取られず残ったプラスチックのキャップ(燃えるゴミ)をどこに捨てるかを分かりやすくするため、燃えるゴミの投入口に見本を貼り付け、分別の助けとしました。